糖尿病患者に多い勃起不全
糖尿病患者には、動脈にアテローム症と呼ばれる動脈硬化が起こりやすい傾向があります。
これは全身に起こる血管のつまりなので、もちろん陰茎部に血を送り込む細い動脈にも起こり可能性のある病気です。
特に体の中でも陰茎部の動脈は細いため、動脈硬化を起こしやすく勃起不全を起こすリスクは高くなります。
実に糖尿病患者の8割程が勃起不全を合併していると言われています。
この病気の主な原因は血中コレステロールが高いため、血管の壁にコレステロールが付着するとで、血の流れが悪くなることから、陰茎内部につながる血管から海綿体への血液の流入量が不十分なため勃起できない状態になると考えられています。
また、糖尿病により、神経伝達機能に障害が起こり、脳で感じた性的興奮を陰茎に伝えることが困難になり勃起不全を起こすこともあります。
こういった糖尿病による勃起不全は、ED治療薬を用いたり、外科的手術による治療を行ったりします。