オーガズム障害とは
性的な快感には、その快感の高まりである性的興奮の絶頂点とされる状態があります。
その快感の絶頂点の感覚「絶頂感」の事が「オーガズム」と呼ばれています。
「オーガズム障害」は、オーガズムがまったく起こらないか、または非常に遅れる状態のことで、
不感症ともいいます。
男性の場合は、性交の際に男性のオルガズムのタイミングが遅れたり、
まったく得られなかったりしてしまう心因的な要因が大きい病気です。
射精不全などを引き起こす原因でもあります。
女性の場合は、性的な快感が得られない症状、よく使われている表現で
「感じない・イカない」に相当します。
「女性は心でセックスする」などと良く言われますが、
脳(心)が反応しなければ性的快感や性的興奮が起きないものです。
一度もオーガズムに達したことがない場合を原発性オーガズム障害、
以前はオーガズムに達していたが、最近は達しなく場合を二次性オーガズム障害、
マスターベーションではオーガズムに達するが、パートナーとの性行為では
オーガズムに達しないような場合を状況性オーガズム障害といいます。
原因を追究し、まず、その原因を取り除く事が改善への近道となります。
不安や自信の無さが原因の場合は、専門医に相談することで
解決への糸口を見つけることができるでしょう。
妊娠への恐怖や夫婦間の関係性に問題が有る場合、
夫婦間での対話やカウンセラーが介入することで、効果的な治療が実現出来る事が多いです。